研究テーマ :
細菌の細胞表層分子の多様性とそれらの宿主への影響
研究活動と展望 :
細菌には我々にとって脅威となる病原性細菌や、乳酸菌に代表されるプロバイオティクスのような有益な細菌が存在する。これらの細菌が宿主であるヒトと最初に接触して相互作用すると考えられているのが細菌の細胞表層である。そこで、菌株レベルで異なる特徴をもつ表層分子(主にリポテイコ酸やリポ多糖など)に着目して、その構造や機能、宿主への影響を明らかにすることを目的とする。複雑な細菌と宿主の相互作用メカニズムの一端が明らかになることで、目的とする細菌の迅速な検出やより効率的な応用利用につながる可能性がある。